キャンペーン当時、このクライアントはSAP HANAの導入において世界最大級の実績がある企業の一つで、 HANA認定ハードウェアの最大のインストールベースを持っていました。 クライアントの狙いはインド市場における有効リードを拡大してライバル企業に勝つこと。そのためにエンタープライズITとIT購入プロセスを熟知しているパートナーとしてGetITにサポートを依頼しました。

インドにおいて当時SAP HANAはまだ新しいコンセプトのシステムであり、導入している企業も限られていました。 クライアントは、先ずインド市場でのSAP HANAに対するITユーザー企業の関心レベルを把握し、セールスリードを獲得したいと考えていました。 インド国内でクライアント企業が持つSAP HANAの販売実績が少ないことを考慮し、クライアントのセールス担当者とITの購入権限を持つ顧客の担当者とのミーティングをキャンペーンが生成するリードの定義としました。

Solution:

キャンペーンではLinkedInとGetItのインサイトツール、GetIT Intellibaseを活用し、見込み客にアプローチ。アンケートへの回答か、キャンペーン用eブックのダウンロードへ誘導しました。

その後、セグメントされたマルチタッチのステップeメールキャンペーンでキャンペーン専用コンテンツを活用し、見込み客を育成。 そのコンテンツは、購買サイクルのステージごとで違うさまざまなニーズに対応した内容で構成されていました。

コンテンツの内容は、SAP HANA導入によるビジネスとITのメリット、およびインド企業がSAP HANA導入の際にクライアント企業を選択すべき理由に焦点を当てました。 記事、ケーススタディ、ホワイトペーパーなど、さまざまな形式でコンテンツが展開されました。

それぞれの購入者のさまざまなニーズに対応したマルチアプローチにより、キャンペーンでは96の見込み客とのミーティングの設定に成功。これは、限定的な市場と短いキャンペーン期間を考えると、極めて多くのリードを獲得したと言えます。 見込み客リストには、インド最大手企業数社の担当者も含まれており、ポテンシャルの高いキャンペーンとなりました。

Results:

クライアント企業の導入プロジェクト提案の規模の大きさを考えると ROMIのきわめて高い優れたキャンペーンでした。最終的には、クライアントのマーケティングチームが既成概念にとらわれず、革新的なソリューションに取り組むことで、結果的に財務的にも利益がもたらされることを実証したキャンペーンでもありました。